設備

【設備】給水・給湯設備

給水方式

ゆこさん
ゆこさん
私たちの生活になくてはならない水ですが、道路の下にある上水管から、どのようにして蛇口まで届くのでしょう?
かんな先生
かんな先生
それにはいくつか方式がありますよ。主には、建物の高さや種類に応じて方式を決定します。主な方式を見ていきましょう。

水道直結方式

・給水管を直接引き込み、給水の圧力そのままで建物へ供給する方式。

水道本管 ⇒ 直接給水

特徴

・一般住宅で最も多い方式です。安価で維持管理がしやすい。
・普通の水栓の圧力では、2~3階の建物が限度。(高すぎると水が上がらない。)
・低層の集合住宅などでは、高置タンク方式に比べて引込み管径が大きくなる。

 

高置水槽方式

・屋上に設けた高置水槽からの落差を利用した水圧で給水する方式。

水道本管 ⇒ 受水槽 ⇒ (揚水ポンプ) ⇒ 屋上高置水槽 ⇒ 給水

特徴

・中高層住宅で多く採用。
・上階と下階で圧力に差があり、最上階では水圧が弱くなる。
・設置高さは、最上部水栓より5m以上必要。
・圧力タンク方式より、給水圧力は安定している。
・ウォーターハンマーを起こしやすい。

 

ポンプ直送方式

・受水槽の水をポンプによって加圧して給水する方式。

水道本管 ⇒ 受水槽 ⇒ (ポンプ) ⇒ 給水

特徴

・停電時には非常用電源がないと給水できない。
・タンクスペースが不要で、一定水圧で給水できる。
・高層建築によく用いられている。

 

圧力タンク方式

・受水槽に貯めた水を圧力タンクに入れて、圧力空気で給水する方式。

水道本管 ⇒ 受水槽 ⇒ ポンプ ⇒ 圧力タンク ⇒ 給水

特徴

・小規模ビル、水圧の低い一般住宅などで利用される。
・給水圧力が変動する。
・高架タンク方式より維持管理が難しく故障しやすい。

受水槽
水道本館から敷地内へ引き込んだ水を一旦貯めておくもの。
上部及び下部、側面には保守点検のためのスペースが必要です。
周囲及び下部は60cm以上、上部は100cm以上。



給水設備の計画

かんな先生
かんな先生
給水設備の計画において大事なのは、安全な水を届けることです。汚染された水が蛇口から出てこないようにしなければなりません。
水質基準

・大腸菌が検出されないこと。
・所定の残留塩素を含まなければならない。

クロスコネクションを防止する

クロスコネクションとは、上水に排水や中水、雨水などが混ざること、また、混ざるような配管の状態のことを言います。

バキュームブレーカーの設置

バキュームブレーカーとは、給水・給湯系統において負圧が生じたときに、湯水が逆流するのを防止する機能を持ちます。主には、水洗式の便所に用いられます。

吐水口空間を確保する

逆サイホン作用による汚染を防止します。逆サイホン作用とは、器具内の水が、給水管内に生じた負圧による吸引作用により、逆流することをいいます。

給水量 1人が1日に使用する水の量[単位:ℓ]
・事務所60~100  ・学校70~100  ・戸建て住宅300~400
・集合住宅200~350  ・保養所500~800  ・病院1,500~3,500

給湯設備

給湯設備は、ガスや石油、電気などでお湯を沸かし、必要な場所に供給します。
一般的な給湯温度は、使用温度より少し高い60~70℃位で、水を混合させて適温にして使います。

給湯方式

中央式

1か所に貯湯式のボイラーを設置し、必要個所に配管して給湯する方式。/ホテル・病院・事務所など

局所式

給湯箇所ごとに加熱装置を設ける方式。

給湯設備の注意事項
◆ 加熱装置と膨張タンクをつなぐ膨張管には、止水弁を設けてはいけない。
◆ 元止め式のガス瞬間湯沸器は、給湯配管に接続しない。
◆ 屋内の給水管には結露防止の保温材を用い防露被覆する。

給湯用燃焼器具

開放形燃焼器具

燃焼空気は室内から/室内に廃ガスを放出
例)普通の石油ストーブ、ファンヒーター

半密閉形燃焼器具

燃焼空気は室内から/屋外に廃ガスを排出(煙突や排気筒)
例)薪ストーブや、だるまストーブ

強制給排気形燃焼器具(FF式)

給排気筒等により屋外と直接給排気(内蔵ファン)
例)FFといわれるファンヒーター

強制排気形燃焼器具(FE式)

燃焼空気は室内から/ファンにより屋外に廃ガスを放出
(煙突や排気筒による)

潜熱回収型ガス給湯器

燃焼排気ガスに含まれる排熱を回収して、有効なエネルギーとして利用することが可能。



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