設備

【設備】排水・衛生設備

排水の種類

かんな先生
かんな先生
私たちが使った生活排水は、主には下水管を通って下水処理場に行き、そこできれいになって川や海などに放流したりしますが、日本における下水道の普及率は、まだ100%ではなく、50%以下の県もあるのが現実なんですよ。
ゆこさん
ゆこさん
下水道が整備されていない地域では、どのようにしているんですか?
かんな先生
かんな先生
その場合は、浄化槽というものを設けて、浄化槽で生活排水などをきれいにし、水路などに流すようにします。建築計画を行う場合は、下水道が整備されている地域かどうかを確認する必要があります。
排水にはどのようなものがあるか

建物や敷地から発生する排水にはどのようなものがあるのでしょうか、分類してみましょう。
まずは私たちの生活において、入浴や洗濯、台所などで使った水がありますが、これを雑排水といいます。それから、便所で使用する水、これを汚水といい、最後に、敷地内に降る雨、これを雨水と言います。大きくはこの3つに分けられます。
これらは、地域によって全て一緒に下水道へ排水するところもありますし、雨水においては、雨水用の下水道へ排水する場合があります。

排水方式

公共下水道

合流式:雑排水と汚水、雨水、全て同じ下水道へ排水する方式。
分流式:雨水は、雑排水と汚水とは別の雨水用の下水道へ排水する方式。

浄化槽(合併処理浄化槽)

浄化槽は、雑排水と汚水(雨水は流入させません)を処理(浄化)する設備で、処理された水は水路や川などに放流します。
下水道が整備されていない地域では、浄化槽の設置が必要となります。

ゆこさん
ゆこさん
公共下水道は、未整備の地域の問題もありますが、昔に整備した下水管の老朽化も問題になっているみたいです。



排水のための設備

排水トラップ

排水トラップとは、排水管内に水(封水と言います)を溜めておくためのもので、水を溜めておくことによって、下水管から臭気や有毒ガス、害虫などが室内に侵入してこないようにします。
封水の深さは、5~10cmとします。また、水の流れを悪くしたり破封の原因になりますので、トラップは二重に設けてはいけません。
破封=封水がなくなること

破封は、自己サイホン作用、吸引作用、蒸発、毛細管現象などによっておこります。

排水管

排水を流す管を排水管と言いますが、排水管は、排水が自然に流れるよう、設置する際には勾配を付けるようにします。この勾配は、排水管の直径や流量によって決まっており、一般に管径が大きいほど緩勾配に、管径が小さいほど、急な勾配となります。

通気管

大気に通じるパイプを排水管に接続し、排水管内に空気を流通させます。
内部の圧力変動を緩和させることにより、トラップの封水を保護するのが目的です。

直接排水と間接排水

間接排水とは、排水配管を一度大気中に開放し、その後、一般排水配管に接続する方法です。直接接続すると衛生上問題がある場合に間接排水とします。
水飲み器、冷水器、冷蔵庫、洗濯機、プールなどの排水など

衛生器具

洋風大便器

洗い落し式:水の落差により汚物を排出する。一般的に多いタイプ。汚れが付着しやすい。

サイホン式:サイホン作用によって排出する。汚れが付着しにくく、臭気の発散も少ない。

フラッシュバルブ

水などの出力を制御するバルブで、操作後、一定量の水が流れて自動的に止まる機能を持ちます。

バキュームブレーカー

配管内が真空になることを防止するために設ける。逆流防止弁、真空破壊弁とも呼ばれます。



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