部材
屋根・小屋組み
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/面戸板.jpg?resize=569%2C313&ssl=1)
面戸板 めんどいた
垂木と垂木の間に設け、天井裏に雨やほこりが入るのを防ぐ部材。
広小舞 ひろこまい
垂木の振れを止めるなどの目的で、垂木の先端に取り付けます。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/小屋組み.jpg?resize=645%2C399&ssl=1)
鼻隠し はなかくし
垂木の小口に取り付ける板状の部材。
棟木 むなぎ
屋根の最上部で桁行き方向に小屋組みをつなぎ、垂木を受ける。
母屋 もや
棟木と並行して配置し、垂木を受ける部材。
隅木 すみぎ
寄棟屋根において、屋根勾配なりに、桁に対して45度の角度で設ける部材。
壁・天井
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/天井下地.jpg?resize=469%2C262&ssl=1)
野縁 のぶち
天井材の下地となる部材。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/柱・間柱.jpg?resize=398%2C292&ssl=1)
間柱 まばしら
柱と柱の間にある断面の小さい柱。
胴縁 どうぶち
壁板やボードなどを取り付けるための下地。
木ずり きずり
塗り壁の下地。
楣 まぐさ
開口部の上部に設ける水平の部材。
開口部の下部に設ける部材は、窓台といいます。
室内・階段
長押 なげし
和室において、鴨居の上端に水平に取り付けられる造作材。
落し掛け おとしがけ
床の間の上部にある垂れ壁の下に設ける水平材。
無目 むめ
敷居や鴨居と同じ位置に設けられるもので、建具用の溝がない部材。
ぞうきんずり ぞうきんずり
壁と地板の境目に設ける見切り材。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/階段.jpg?resize=652%2C260&ssl=1)
側げた がわげた
階段の段板を両側で支える厚手の板。側げた階段
ささらげた ささらげた
階段の段板を下から受ける部材。
親柱 おやばしら
階段手すりの端部や曲がるところに設ける柱。
壁の分類
壁には、大きく分けて真壁しんかべと大壁おおかべがあります。壁のつくりによって、柱が見える壁を真壁、ボードや壁紙などで柱が隠れる壁を大壁と言います。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/大壁真壁.jpg?resize=575%2C258&ssl=1)
梁・胴差・桁の計画
横架材と呼びます。
梁や胴差、桁など、柱の上部に水平に設置する部材を総称して末口寸法によります。
(末口:木の上の部分で細い方の直径 ⇔元口)
羽子板ボルトなどで緊結する。
梁や桁の端部は、抜け落ちないように、![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/横架材接合.jpg?resize=727%2C177&ssl=1)
柱の計画
柱には主に太さなどの決まりがあります。
柱の小径は、横架材相互間の垂直距離の1/33~1/28以上とします。
建物の重さや階数によって違います。
柱の小径とは、断面の一辺の長さ(長方形の場合は小さい方)を言います。
3階建ての建築物の1階の柱の小径は、13.5㎝以上とします。
通し柱とします。
2階建て以上の建築物の隅柱又はこれに準ずる柱は、![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/横架材間距離.jpg?resize=431%2C339&ssl=1)
接合
接合金物
部材の接合をより堅固に留め付ける金物(釘やボルト、プレートなど)のことを言います。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/金物.jpg?resize=880%2C229&ssl=1)
釘接合とボルト接合
釘接合
釘を打ち付けて部材同士を接合させます。
側材に木材を用いる場合より、鋼材を用いた方が大きい。
せん断耐力は、引抜き耐力は、釘の打込み長さが長いほど大きい。
釘接合の釘の長さは、板の厚みの2.5~3倍
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/釘接合.jpg?resize=440%2C149&ssl=1)
ボルト接合
ボルト穴をあけ、ボルトとナットによって締め付ける接合
ボルトの長さには関係しない。
ボルト接合部の引張耐力は、初期すべりを生じる。
ボルト孔の径をボルト径より大きくすると![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/ボルト接合.jpg?resize=475%2C232&ssl=1)
座金が木材にわずかにめり込む程度とする。
は、ねじ山が2山以上ナットから出る長さとする。 ボルトの働き長さ
釘接合とボルト接合を併用する場合、2つの許容耐力の和とすることはできない。
![](https://i0.wp.com/kentikusi-siken.com/wp-content/uploads/2020/04/shirakawa-go-3968395_1280.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)