力学

【構造力学】応力度とは 応力度の意味と求め方

かんな先生
かんな先生
ゆこさんに質問です。コンクリートと稲などの藁わら、強いのはどちらと思いますか。
ゆこさん
ゆこさん
それはもちろんコンクリートの方が強そうですが、実は違うのですか?
かんな先生
かんな先生
確かに、コンクリートの方が硬くて強そうですが、例えば、藁と同じ細さのコンクリートを作って比べるとどうでしょうか。強さには、圧縮、引張、せん断、曲げなどがありましたが、コンクリートが苦手な種目で勝負をしたら、もしかしたらコンクリートが負けるかもしれないですね。

垂直応力度

垂直応力度とは、単位面積当たりの軸方向力(圧縮もしくは引張)の大きさを言います。
求め方は次のとおり。

かんな先生
かんな先生
一見、コンクリートの方が強そうですが、同じ断面積で比較すると、どうなりますかね。

せん断応力度

せん断応力度とは、単位面積当たりのせん断力の大きさを言います。
求め方は次のとおり。

ゆこさん
ゆこさん
二級建築士の試験で、この式を使うことはほとんどないみたいですよ。

曲げ応力度

曲げ応力度とは、曲げ材の上下縁に生じる垂直応力度の大きさを言います。
求め方は次のとおり。

ゆこさん
ゆこさん
最大曲げモーメント=曲げ応力度/断面係数 という形にもできますね。
【構造力学】曲げモーメントとせん断力の求め方二級建築士構造力学「曲げモーメントとせん断力」について解説します。曲げモーメントとは、部材を曲げようとしたり湾曲させようとする力です。せん断力は、部材をずらそうとする力です。曲げモーメントとせん断力、それぞれの求め方について説明しています。...